【福島記念2021】過去の傾向と有力馬・穴馬候補 枠順公開前予想
11/14(日)は福島競馬場2000m芝で行われるG3福島記念。
秋の福島を代表する伝統のハンデ重賞です。
今年は京都記念2着のステイフーリッシュ、4連勝でケフェウスSを制したアラタ、オーシャンS勝ち馬コントラチェックなど癖のあるメンバーが揃いました。
それでは予想に移っていきましょう。
過去の傾向
過去5年分の馬券内データを用意しました。
ここから過去の傾向について読み取っていきましょう。
先行有利
この時期の福島は芝がそれなりに痛み出しているとはいえ、やはり小回りの福島らしく先行馬がそのまま残る場合が多い。上がり最速馬が過去5年で一頭も馬券にならないというのは非常に特異な状況だろう。スタートでそれなりのポジションを取れる馬、長く良い脚を使える馬を狙うのがセオリー。
内枠有利
これも顕著な傾向だが、完全に内枠有利。過去5年で8枠は一頭も馬券に絡んでいない。2017年にはサンマルティンが1番人気ながら8枠16番で14着に大敗している。7枠で馬券になったのも2017年3番人気スズカデヴィアスと2016年1番人気ゼーヴィントのみ。穴を狙うなら内枠がベターだ。
有力馬考察
有力馬①ステイフーリッシュ
今までの戦績（2-5-7-13）のうち新馬勝ちを除く（1-5-7-13）すべてが重賞出走。馬券になった13戦のうち、人気以下の着順だったのは2019年の京都記念1番人気2着時のみという、馬券を買う人にとっては素晴らしい孝行馬だ。
その京都記念が今まで唯一の一番人気だったわけだが、今回はその時以来の一番人気を背負うことになりそう。
安定したスタートで毎回好位を取れる脚質、長く良い脚を使うタイプ、4年連続でステイゴールド系種牡馬が勝利している福島記念においてこの馬もステイゴールド産駒であることなど、買い材料は非常に多い。
懸念はトップハンデの馬は5年連続で馬券になれていない点だろうか。ただこの馬自身島まで3度57.5キロの斤量を背負っているが、その時の戦績（0-1-2-0）ですべて馬券になっているので無理に嫌う必要はないか。
有力馬②アラタ
前走ケフェウスSを見事勝利して現在4連勝中。3歳時は弥生賞・青葉賞に出走するも大敗で重賞の壁に阻まれていたが、今年に入ってから本格化。特に前走ケフェウスSは6億円馬アドマイヤビルゴ、次走新潟牝馬Sを勝つマリアエレーナ、次走アルゼンチン共和国杯4着に好走するレクセランス、鳴尾記念2着ショウナンバルディなどかなり骨っぽいメンバー相手に勝利するのだから地力の高さは確実だ。
デビュー以来鞍上大野騎手が乗り続けていることもプラス。今年は京成杯AHのコントラチェックで12番人気2着、クイーンSサトノセシルで8番人気3着など、東日本の重賞であれば好騎乗も目立つ。
母父ハーツクライらしく本格化してからの強さを見せることができるか。ハンデ56キロも恵まれた印象だ。
穴馬候補
注目穴馬①
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前走京都大賞典10着からの臨戦で人気を落とすだろうこの馬だが、勝ち馬から0.8秒差、7着ステイフーリッシュから0.2秒差は評価できる内容。ましてこの時ステイフーリッシュと同斤量56キロだったのだが、今回ハンデ戦ではステイフーリッシュが57.5キロで人気を背負うのに対してこの馬は55キロ。それでいてこの低人気なのであれば穴党は触手を伸ばすべき一頭だろう。
このレースと相性が良いステイゴールド系のオルフェーヴル産駒というのも好材料。スタートが安定しないという点が心配ではあるが、前々走小倉記念2着時のように小回りらしく好位から伸びることができれば、この馬初の重賞制覇となっても驚けない。強く推したい一頭だ。
いかがでしたでしょうか。
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