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【エリザベス女王杯2021】過去の傾向と有力馬・穴馬候補 枠順公開前予想 

11/14(日)は阪神競馬場2200m芝で行われるG1エリザベス女王杯
古馬中距離の最強牝馬決定戦で、歴代の名牝たちが出走してきたレースです。

今年は秋華賞勝ち馬アカイトリノムスメ、大阪杯勝ち馬レイパパレ、オールカマー勝ち馬ウインマリリンなどが登録してきました。
今年は例年の京都ではなく阪神開催となります。予想する上では重要なファクターになるでしょう。
それでは予想に移っていきましょう。

 

 

過去の傾向

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エリザベス女王杯過去5年結果》

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《2021年阪神2200m 1勝クラス~G1結果》

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 今年は昨年に続き阪神開催ということで、エリザベス女王杯過去5年データと2021年の阪神2200mレースデータを用意しました。

ここから過去の傾向について読み取っていきましょう。

先行~差し有利

京都開催のエリ女の場合は逃げ馬も十分残れるほど前有利のレースになりがちだったが、阪神2200mとなれば話は別。昨年も上がり1~3位の馬が馬券内を占めた。阪神内回りで直線が短いとはいえ、ただ前に行くだけの馬では残れない。長く良い脚を使え、また2度の坂越えでもバテないスタミナも問われる。

関西馬優勢

エリ女過去5年データと2021年阪神2200mデータに共通することだが、このリストには1頭も関東馬の馬券内がない。エリ女では2020年と2018年でどちらも2番人気だったノームコア、2017年2番人気のルージュバック、2016年1番人気のマリアライトが人気を裏切って馬券外に敗れている。今年はアカイトリノムスメやウインマリリンの2頭が上位人気であろう関東馬だが…。

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有力馬考察

有力馬①アカイトリノムスメ

今年の3歳馬が古馬重賞で勝ちまくっていることも影響があるのだろうか。今年のエリザベス女王杯でも堂々の1番人気が想定されているのが3歳牝馬秋華賞馬アカイトリノムスメだ。
秋華賞ではソダシが外傷でズルズル下がっていく中で力強く伸び、先に抜け出したアンドヴァラナウトを捕らえてファインルージュの猛攻もしのぎ切りG1初制覇。桜花賞オークスでどちらも好走しながらあと一歩伸びきれなかった悔しさを晴らす一戦だった。
このレースは母である3冠牝馬アパパネが2度出走しながらどちらも3着に敗れている。そのことからも『距離が少し長いか?』とも思われてしまいそうだが、アパパネエリ女は2年とも勝ち馬は欧州の超名牝スノーフェアリーだったことを考えれば十分よく戦ったとも言える。
問題はこの馬が関東馬であり、先に挙げた通りこのレースは過去5年で一度も関東馬が馬券になっていない点か。また中3週で連続の関西遠征というのも3歳牝馬にとって悪影響がでないだろうか。斤量2キロ減の優位は認めるが、乗り越えなければならない障害も多い一頭。

有力馬②レイパパレ

おそらくアカイトリノムスメと人気を分け合う形になりそうなのが大阪杯勝ち馬のレイパパレだ。重馬場だったとはいえ、コントレイル・グランアレグリアという最強牡馬&牝馬を完封して逃げ切ったのは見事だった。
デビュー以来継続騎乗だった川田騎手がアメリカ遠征の隔離期間で騎乗できないのは痛いが、代打に起用されたのがルメール騎手であればまったく不満はないだろう。
ただ前々走宝塚記念ではスローペースの2番手で進めるもクロノジェネシスに完敗、逃げたユニコーンライオンも捕らえられず3着。前走オールカマーでもウイン2頭とグローリーヴェイズに次ぐ4着。2走続けて2200mで完敗していることからも距離不安が最も懸念されている点だろう。
ただG1とはいえ牝馬限定であるここなら実績は確実に上位に評価しなければならない。
鞍上ルメールでどこまで過剰人気するかが問題だが。


有力馬③ウインマリリン

今年のオールカマー日経賞という牡馬との混合G2を2勝しているウインマリリンも当然最有力の一頭。天皇賞春も5着に善戦しているように、他の有力馬に比べて距離不安が少ないことが魅力だ。
3歳だった昨年もこのレースに出走し9番人気ながら4着に好走している。1着ラッキーライラック、3着ラヴズオンリーユーという名牝がいたことを考えれば、今年の方がメンバーは手薄に見える。鞍上が今年大ブレイクの横山武騎手であることも心強い。逃げ馬を見る位置に確実に付けられる先行力が武器で、大きく崩れることが考えにくいだろう。
懸念はアカイトリノムスメと同様に関東馬であることくらいか。ただこちらの方が臨戦過程に余裕があるので不安は少ないか。
昨年のオークス2着などG1でも好走できることは証明済み。念願のG1取りに期待がかかる。

 

穴馬候補

注目穴馬①ソフトフルート(想定10番人気)

この馬は馬場が渋ると明確に走りが鈍くなる。逆に良馬場であれば確実に末脚を伸ばしてくるタイプ。
昨年の秋華賞では3着ながらも、上がり35.7はデアリングタクトを抑えての1位だった。
とはいえこの馬は極端に上がりの早い馬場では好走できないという特徴も持つ。事実、4勝しているときの上がりは34.0~35.1。33秒台を求められる条件ではあっさり負けてしまっていることからも、例年の京都開催よりも上がりがかかる阪神開催のエリ女という条件はこの馬にとって追い風だろう。
良馬場でタフな展開・馬場での直線勝負という限られた条件が揃えば、今年の台風の目になり得る存在だ。

注目穴馬②

ブログランキングの先で公開中!(50位くらいにいます)

www.umarank.jp

もう一頭の穴馬とは逆に、馬場が渋ればこの馬の激走も大幅に期待が増す。もともとダートデビューだったように切れる脚がない代わりに、タフな馬場が得意なパワー型に加えて抜群のスタートセンスを持つことが推し材料だ。
2020年は条件戦を勝ったり負けたりで明らかに成長途上だったが、2020年冬から徐々に馬体重が増え、この1年で約20キロ増やしているのは成長の証だろう。2021年初頭に中山金杯で4着、中山牝馬2着、七夕賞2着と混合重賞でも好走しており、また坂のある中山実績と重馬場実績からもタフで上がりがかかる馬場であればしぶとい脚を使ってくる。
鞍上は今回から池添騎手に乗り替わり。G1で必ず一発狙ってくるジョッキーに替わること。まったく人気にならないだろうことからも単騎で逃げられる可能性は高い。


いかがでしたでしょうか。
福島メイン福島記念の考察も公開しています。

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