【セントウルステークス2021】過去の傾向と穴馬・妙味馬　枠順公開前予想

9/12(日)は中京競馬場1200m芝で行われるセントウルステークスです。今年の高松宮記念2着のレシステンシア、1200mのG3を3戦連続2着しているカレンモエ、前走CBC賞2着のピクシーナイトなど、骨っぽいメンバーが揃いました。スプリンターズステークス前哨戦である当レースを制するのはどの馬でしょうか。

過去の傾向

過去５年の１～３着馬のデータです。中京1200mで開催された昨年の勝ち馬ダノンスマッシュは次走スプリンターズステークスでも２着に好走したのは記憶に新しいですね。

１番人気馬が強い

５年連続で１番人気馬が１着。強い実績馬が順当に勝ち切ってしまうレース。無視は禁物。レシステンシア

関西馬優勢

過去５年の３着内馬15頭のうち13頭は関西馬。関東馬は割引が必要か。シャインガーネット・シャンデリアムーン・ナランフレグ・ベストアクター

牝馬が絡んでくる

過去５年で４頭の牝馬が馬券になっている。(0-2-2-17)で無視も過大評価も禁物。カレンモエ・シゲルピンクルビー・シャインガーネット・シャンデリアムーン・ボンボヤージ・レシステンシア

開幕週で先行有利

基本的には先行馬から入るのが吉。過去５年で４角10番手以下から馬券になったのは１頭のみ。差し・追い込み馬は割引が必要か。コンパウンダー・ナランフレグ・ベストアクター・ラヴィングアンサー

3歳馬は要注意

過去５年で６頭出走した３歳馬の成績は(0-2-1-3)で半数が馬券になっている。斤量に恵まれるこの時期の３歳は要注意。シゲルピンクルビー・ピクシーナイト

妙味馬・穴馬候補

クリノガウディー（想定５番人気）

昨年の高松宮記念は４着（斜行により降着）、スプリンターズSは５着とG1で好走。しかしG2・G3クラスでも昨年は馬券になることはなく、気性的にズルいというか真面目に走らない面が見え隠れする馬です。ただ３走前の名鉄杯（中京ダート）15着の後に使われた前々走鞍馬Sで久々の勝利を挙げると、前走安土城Sもトップハンデ57.5キロを背負いながら見事レコード勝利。もともと真面目に走れば高松宮記念のようなキレを見せることができる馬ですし、ここ２戦の馬の成長を見ると重賞でも通用するのではないかと期待したくなります。軸にするにはまだ信用できない部分はありますが、アタマまで見据えた単穴候補としては面白い。

シゲルピンクルビー（想定７番人気）

前述した通り斤量が有利な３歳馬。特に今年の３歳牝馬はキーンランドCレイハリア、北九州記念ヨカヨカ、札幌記念ソダシ、アイビスSDオールアットワンスと、特に短距離路線で大活躍。この流れを無視するのは危険でしょう。シゲルピンクルビーの前々走函館SSは初の1200m戦ということもありテンでついていけずに0.5差の９着に敗れましたが、前走北九州記念では1200mのスピードにも対応しヨカヨカと0.2差の４着と好走しています。そのヨカヨカにはフィリーズレビューでも戦い見事勝利しています。流れに乗れて良い脚を長く使えれば、斤量を活かして上位に食い込んでもおかしくないと見ています。ただ開幕週の阪神でどこまで高速馬場になるのか。モーリス産駒らしく高速馬場への適正には疑問。

レッドアンシェル（想定８番人気）

前走北九州記念は５か月休み明けの上にトップハンデ58キロを背負いヨカヨカと0.3差の５着はかなり頑張ったと思う。このときの４着シゲルピンクルビーとは６キロの斤量差があったが、今回は別定のため４キロ差。もともと鉄砲(0-1-0-5)に対して２走目(1-0-2-0)と明らかに叩いて良化するタイプですし、前走以上に走れる要素は十分にある。ただマンハッタンカフェ産駒らしく高速馬場には不適合。天気が崩れた場合に評価を上げたい１頭。

タイセイビジョン（想定12番人気）

前走CBC賞は直線で行き場を無くして川田騎手が立ち上がるロスがありながら上がり２位の脚を使っての４着。久々の1200mでテンのスピードについていくのも厳しかったのでしょうが、短距離への適正を十分見せたと思う。デビュー以来11戦して掲示板を外したのは２戦のみ。（京王杯SCとマイルCS）昨年のNHKマイル以降馬券になっていないが、それでも６戦して４着３回と５着１回があり、あと一歩といった印象。の割には想定人気が以上に低い感じなので、穴候補としては外せない１頭でしょう。前走で1200mのスピードに慣れて、もう少し前目で競馬ができることを期待したい。

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