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【富士通 ESPRIMO B532/G】ジャンク品を魔改造!? CeleronからXEONへ

日は名古屋市にある某ジャンクショップへ。

面白いモノが色々ありましたが、その中でもこちら。

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富士通 ESPRIMO B532/Gです。

スペックはこんな感じ。

 ・CPU:Celeron G1610T 2.3GHz(2コアCPU搭載) Haswell(intel第4世代)
 ・メモリ:2048MB(2GBx1枚構成)
 ・ストレージ:欠品
 ・VGAオンボード(DVI-I出力)
 ・OS:Windows8 Pro 64bit

 ・ACアダプタ欠品

 ・16.8 x 5.3 x 16.8 cm: 1.3 Kg

2013年に発売した省スペースPCです。

こちらのジャンク品、HDD欠品ですがBIOS確認済みで¥1200也!

この手の省スペースPCはグラボも入らないし拡張性・冷却性もイマイチですが、本当に小さいのでTV棚に置いたり子供用にしたり、なかなか便利ですよね。

まずはシール剥がし液とスクレーパーと綿棒で綺麗に掃除をしてから、

BIOSの確認をしてみましょう。

ACアダプタ欠品でしたが、私のアダプタストックにちょうど良い富士通80W用がありましたのでこれを繋ぎます。

スイッチオン

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この散らかった検証デスクは忘れてください・・・。

でもひとまず普通にBIOSが出ました。

 

さてこれからどうするか・・・ここから秘策(奇策!?)が発動します。

 

 

秘策①

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CORE i3 4130です。

同じジャンクショップでチップコンデンサ剥がれ品を¥300で一緒に購入していたのです。

コンデンサ剥がれジャンクは動くこともあるという情報もありますし、¥300ならチャレンジの価値あるでしょう。

なにより元のCPUがCeleron G1610T 2.3GHz 2コア2スレッド、このi3 4130は3.4GHz 2コア4スレッドですから結構なパワーアップが可能!

それではさっさと載せ替えてスイッチオン

・・・動きません(*´Д`)

おいーやっぱり動かないか。

色々ごにょごにょしてみたけどダメ。これはダメなやつです。

でもまだまだ諦めませんよ。

 

 

秘策②

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ここで登場するのは魔のXEONXEON E3-1226V3です。

もちろん同じくジャンク品¥300です。

XEONってのはいわゆるサーバ・ワークステーション向けCPUというものです。つまりは業務用ってことですね。

このE3-1226V3は、その中ではエントリーモデルに位置します。

スペックは3.3GHz 4コア4スレッド。同じHaswell世代のi5-4590相当品と言われています。

『こんな省スペースPCにXEON載せるとか意味わからん。アホすぎ』と言われそうなもんですが、何事もチャレンジです。

スイッチオン

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BIOS行ったー(*'▽')

¥300 XEON発動しました。i3クンも見習いたまえよw

ただ問題点はあります。

《80WのACアダプタじゃダメでしょ。だってこのXEONはMAX84Wです。

 それにCPUファンもCeleron用だし、放熱も心配です。》

この辺りを順に解決していきましょうか。

とりあえずwindows10proが入ったSSDを載せてwindows起動OK。

そしてwindows10のライセンスも問題なく通りました。

 

続いてはCPU性能チェックです。

もちろんCinebench R15

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おー『486cb』ですか。もともとのCeleron G1610Tは『170』くらいでしたから、なんと2.85倍のスコアになったということです。

ただCinebench中はもちろんファン爆回転。

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そしてCPU温度は92℃。んーやっぱりちょっと高いよなぁ汗
ただCPU消費電力はMAX41.7W。ストレージとかの電力と合わせてもそこまで増えないはずなので、80WのACアダプタでもイケるかもです。特にOS落ちるとかもないですし、ちょっと安心。

でもこのXEONはターボブースト時3.7GHzのはずなんですが、3.2GHzまでしか上がりませんでした。

おそらくこのメーカーBIOSがターボブーストOFF設定なのでしょう。

まぁどうせ熱的にも課題ありですし、ターボブーストのことは忘れましょうw

 

さて、CPU温度を下げるためにこれからどうするか。

私がよく使うのは、上の画像にも載っています『ThrottleStop』というソフトです。

これ、簡単にいうとちょいちょい触るだけでCPUのオーバークロック(今回はアンダークロックですが)ができるスグレモノなのです。(ご使用は自己責任でお願いします)

まずは「Clock Mod」を100→75%に下げてみましょう。

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同じようにCinebenchをかけてみると・・・おぉCPU温度が92→85℃に下がりました。

使用電力も41.7→36.5Wです。

というかCPU使用率75%で制限をかけているので当然なのですがw

んーでももう少し下げておこうかな。

 

ということで「Set Multiplier」を36→30へ。

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そしてCinebenchをかけます。

結果、CPU温度85→80℃、消費電力36.5W→30.7Wに。

とりあえずこれならまぁ大丈夫でしょう。

そしてCinebenchのスコアはこちら。

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486→328cb。。。
ま、まぁもとのCeleronの「170cb」と比べれば約2倍なわけだし、及第点ってやつじゃないですかねw

ちなみに近い数値のCPUだと、i3-4160くらいらしい・・・って結局同じ第四世代のi3じゃないか汗

つまりは放熱性能の適正がi3くらいってことでしょうかね。

かなり遠回りしましたけど勉強になりました。

 

動くジャンクも動かないジャンクも。やっぱりジャンクいじりは楽しいです。

 

ついでにドラクエベンチ。

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ふつうw

 

最後までご覧いただきありがとうございます。 

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それでは。